育てて増やす第11章 ・ 読むのにかかる時間 約5分

実物解剖② フル装備のスキル

別冊も道具も入り。資料のファイル名は日本語で構いません

解剖の2本目は、フル装備の実物です。note記事の反応を上げるための分析キットで、別冊の資料が4冊、道具が1つ入っています。第09章の「読み込みの回数で振り分ける」が、実際のフォルダでどういう姿になるかを見てください。ついでに、意外と知られていないことをひとつ。資料のファイル名は日本語で構いません

この章でできるようになること

  • フル装備のフォルダの実物構成を知っている
  • 資料に日本語のファイル名を付けてよいと知っている
  • 「本文=案内役」の実際の姿が分かる

フォルダを開きます

実物の構成そのままです。

note-reaction-kit/
├── SKILL.md                        208行。進め方と案内
├── はじめにお読みください.md
├── references/
│   ├── 高反応記事の型とチェックリスト.md
│   ├── AI臭チェックリスト.md
│   ├── 実例・12記事の分析結果.md
│   └── ハッシュタグ実測.md
└── scripts/
    └── analyze.py                  自分の過去記事を集計する道具

まず目につくのは、ファイル名が日本語なことですよね。スキルの名前(name)は小文字の英数字とハイフン限定ですが、フォルダ内の資料のファイル名に、その縛りはありません。公式ドキュメントが求めているのは「中身が分かる名前を付けること」で、doc2.mdのような番号名を避けるべき例に挙げています。日本語の名前は、中身が分かる名前のいちばん確実な付け方です。自分が読めて、Claudeも読めます。

なぜこれはフル装備なのか

第10章のアーカイブスキルと、判断基準は同じです。違うのは仕事の性質だけ。

このスキルの仕事は「反応の出るnote記事を書く」で、毎回使うのは進め方だけです。記事の型の一覧、AIっぽさを消すチェックリスト、過去12記事の分析結果。どれも大事ですが、毎回全部は読みません。今日書く記事に関係する資料だけ開けば足ります。だから別冊行きです。

そしてscriptsのanalyze.py。自分の過去記事の反応率を集計する処理で、これは正解が1つに決まる計算です。毎回考えさせる意味がないので道具にしてあります。第09章でやった振り分けの、これが完成形です。

本文は「案内役」に徹しています

SKILL.mdの冒頭は、こう始まります。実物からそのまま引用します。

AIで記事は書けるようになったのに、スキが付かない。
そういう状態を抜けるためのキットです。

**やることは2つだけです。**

| | 内容 | 所要 |
|---|---|---|
| 第1部 | 反応が出る型で書く。AI臭を消す。 | 30分〜 |
| 第2部 | 自分の記事を分析して、自分専用の型を見つける。 | 15分 |

全体像と分岐だけを先に示して、細かい中身は各部から別冊へ案内する。208行の本文は、手順書というより受付案内に近い書き方です。分厚い中身は別冊が持っているので、本文はこの軽さでいい。第04章で「本文は進め方と案内だけ」と言ったのは、こういう姿のことです。

もうひとつ、説明文も見ておきます。

description: note記事の反応(スキ率)を上げるためのキット。
  「note記事を書いて」「note記事の反応を上げたい」「AI臭を消したい」
  「自分の記事を分析して」「スキが付かない」「note記事の型を知りたい」
  と言われたら参照。

現場の言い回しが6個並んでいます。「スキが付かない」なんて、悩みの声そのままですよね。実際、僕がこの悩みをこぼすだけでこのスキルが開きます。第07章の型は、こうやって運用されています。

この実物から持ち帰ること

資料のファイル名を英語で付けようとして手が止まる
止まらなくて大丈夫です。「AI臭チェックリスト.md」のように日本語で付けてください。縛りがあるのはスキルの名前(name)だけです。
本文に何を残せばいいか、まだ迷う
「初めての人が最初の5分で読むべきことだけ残す」と考えてみてください。全体像・分岐・どの別冊をいつ開くか。それ以外は別冊側に置けます。

この章のまとめ

フル装備の実物は、案内役の本文208行+日本語名の別冊4冊+道具1つ、という姿でした。毎回使う進め方だけを本文に残し、たまに見る資料は別冊へ、決まった集計は道具へ。第10章の1枚型と並べると、「仕事の性質がフォルダの形を決める」が実感できるはずです。次の章は、スキルが増えてきた人に必ず訪れる悩み、「似たスキルが2本ある」の実録です。

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