スキルのしくみ
どこに置くか
覚える場所は2つだけ。直した内容はその場で効きます
スキルはフォルダなので、置く場所が決まっています。といっても、あなたが覚えるのは2つだけ。しかも実際にフォルダを開いて回るのはClaudeなので、場所の名前を暗記する必要すらありません。
この章でできるようになること
- 個人用とプロジェクト用、どちらに置くか判断できる
- 直したスキルがいつ反映されるか分かる
- 作ったスキルをブラウザ版Claudeに持ち込む道を知っている
覚える場所は2つ
| 置き場所 | フォルダ | 効く範囲 |
|---|---|---|
| 個人用 | ~/.claude/skills/ | あなたのパソコンの、どの仕事でも |
| プロジェクト用 | 作業フォルダ内の .claude/skills/ | その作業フォルダで開いたときだけ |
使い分けはシンプルです。議事録やメールの書き方のようにどの仕事でも使う型は個人用、その案件だけの決まりごと(A社向けの報告書の書式など)はその案件のフォルダの中。迷ったら個人用で始めて、案件専用だと分かった時点で移せば大丈夫です。
横にスクロールできます
実は置き場所はあと2種類あります。会社が全員に配る「管理用」と、配布パッケージに同梱する「プラグイン」です。作る側になるまで関係しないので、この教科書では「あることだけ」知っておけば十分です。同じ名前のスキルがぶつかったときは、管理用が個人用に勝ち、個人用がプロジェクト用に勝つ、という順番だけ頭の隅に置いてください。
場所の管理も、Claudeに任せます
この教科書の方針どおり、フォルダを自分で開いて作る必要はありません。頼めば、正しい場所に作るところからClaudeがやります。いま何があるかを見たいときも同じです。
いま私の環境で使えるスキルを一覧にしてください。個人用とプロジェクト用のどちらに置かれているかも分けて教えてください。まだ1つも無ければ、「無い」でOKです。
Claude Codeには一覧を見る画面(/skillsと打つメニュー)もありますが、こう聞くほうが早いですし、そのまま会話で相談を続けられます。
直したものは、いつ反映されるか
スキルを直したのに変わらない、という定番のつまずきがあります。公式の仕様はこうです。
- すでにあるスキルの追加・編集・削除は、会話の途中でもすぐ反映されます。再起動は要りません
- ただし、
skillsというフォルダ自体をその会話の開始後に新しく作った場合だけ、Claude Codeの立ち上げ直しが必要です
「置いたのに出てこない」のほとんどは2つめです。最初の1本を作るとき(つまり次の章)だけ、作ったあとに一度立ち上げ直す。それだけ覚えておけば、以降の手直しは即反映です。
ブラウザ版Claudeにも持ち込めます
第01章で予告したとおり、作ったスキルはブラウザ版Claude(claude.ai)でも使えます。スキルのフォルダをzipに固めて、設定画面の「機能」からアップロードするだけです(有料プランで、ファイル作成機能がオンのとき)。zipに固めるのもClaudeに頼めます。
ひとつだけ注意があって、ブラウザ版に持ち込むときは、先頭の設定部分に書ける項目が標準の6つ(name・description・license・compatibility・metadata・allowed-tools)に限られます。Claude Code専用の項目が混ざっているとアップロードで弾かれます。といっても、この教科書で作るスキルはnameとdescriptionしか使わないので、そのまま通ります。
この章のまとめ
覚える場所は個人用(どの仕事でも)とプロジェクト用(その案件だけ)の2つで、作るのも見るのもClaudeに頼めます。手直しは即反映、skillsフォルダを初めて作ったときだけ立ち上げ直し。ここまでで、しくみの話は全部終わりです。次の章から手を動かします。最初の1本、10分です。
章末チェックリスト
しくみ編、修了です。第06章で最初の1本を作ります。